2019年5月20日 人間関係管理とその具体的施策
企業の生産性は、従業員のモラール(集団への帰属意識や士気、やる気のこと)により左右されます。
人間関係管理とは、従業員のモラールの形成を図ろうとするものです。
この管理においては、1. 労使間の十分なコミュニケーション、2. 従業員の企業における意思決定への参加、を図ることが重要です。
人間関係管理の具体的施策
社内報 | 企業が従業員及びその家族に発行する新聞や雑誌。 昭和30年代に急速に普及した。 |
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職場懇談会 | 職場ごとに、従業員と管理者が職場環境について、定期的な話合いの場を設けること。 |
労使協議制 | 労働組合等と使用者が、経営計画、人事、福利厚生等について話し合う制度。 |
カウンセリング (人事相談制度) |
一般的には、企業外部の専門的知識を有するカウンセラーに依頼し、従業員の公私にわたる不平・不満を面接相談する制度。 一般のカウンセリングとは区別して、産業カウンセリングともいう。 |
従業員意識調査 | 従業員の満足度や、仕事への意欲、経営に対する意見等の調査。 モラール・サーベイともいう。 |
提案制度 | 従業員に、仕事に関する改善意見等を提出させ、その提案を評価・採用する制度。 |
苦情処理制度 | 労働者代表と使用者代表とで苦情処理委員会を設けて、従業員の不平・不満等について処理していく制度。 |
自己申告制度 | 従業員の自己の能力・技能、人事異動に関する希望を会社に申告させる制度。 本来は人事考課のための情報収集の方法である。 |