2018年12月10日 医師の働き方改革に関する有識者の検討会 ②
厚生労働省の案では、過労死ラインを越えることを認め、「やむを得ず許容する水準」と位置付けます。
充実した健康確保措置を設け、「1日6時間程度」という勤務日に、最低限の睡眠時間を確保することも盛り込んでいます。
厚生労働省によると、医師の養成には10年程度かかり、急激な労働時間の短縮に取り組めば、一部の地域で十分な医療を提供できなくなるとのことです。
具体的な水準は、年内に示されることになっています。
インターバル制度は、欧州で導入が進んでいますが、日本の働き方改革法では、努力義務にとどめていました。 厚生労働省の案では、それを義務付け「8~10時間」と想定しています。確実な休息を確保し、さらに残業上限を超える場合は、面接指導で業務停止(ドクターストップ)も認めることとしています。